泉原 隆志 (いずはらたかし)
東京で生まれる。桐朋女子高校音楽科(共学)ヴァイオリン科首席で卒業。桐朋学園大学ソリストディプロマコース修了、ディプロム取得。
その後、ブリュッセル王立音楽院に留学。
ロームミュージックファンデーション、文化庁芸術家在外研修員として更に研鑽を重ね、ハンブルグ国立音楽大学大学院を首席で卒業しディプロム取得。
これまでにアンナ・ペレック、原田幸一郎、イゴール・オイストラフ、ピョートル・モンティアヌの各氏に師事。
桐朋学園在学中に公開マスタークラスや各地の音楽祭でイゴール・オジム、オーギュスタン・デュメイ、シュロモ・ミンツ、ドロシー・ディレイ、ヴィクトル・トレチャコフ各氏などの指導を仰ぐ。
13歳で初ソロリサイタルを行い、その後各地で精力的にソロリサイタルを開催。ブリュッセル王立音楽院大ホールにて「プロコフィエフのソナタの夕べ」リサイタル、その他ベルギー、フランス、スイス、イタリア、ドイツ、イスラエル、オランダ、スペインでの数々のコンサートに出演。
近年はフランス人ピアニストのジュリアン・カンタンと共演し、フランス音楽を中心に幅広いレパートリーを展開している。
京都市交響楽団のメンバーを中心とした「メリメロアンサンブル」を結成し、定期的に演奏活動を行う。法然院「室内楽の夕べ」シリーズや、アンサンブル・ベガにゲスト出演、室内楽セミナー「秋吉台の響き」の講師を務めるなど、室内楽奏者としても注目を浴びている。
東京交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、岡山フィルハーモニック交響楽団など主要オーケストラの客演コンサートマスター、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーを務める。
現在は京都市交響楽団のコンサートマスター、 京都市立芸術大学非常勤講師。
2012年京都市芸術新人賞を受賞。2019年京都府文化賞奨励賞を受賞。